「太」の意味を追いかけた!名前でのイメージと本来の解釈が正反対?

2019年8月28日漢字の意味(単字),男の子の漢字


普段使いだと「太」という漢字は「太っている」などと使われることが非常に多いですし、漢字単体としてはそうした意味のイメージを持っている人も多いと思います。

そうした印象自体は間違ってはいませんが、その意味自体は名前には不向きと言えますよね

ですが、「太」が名前に入っている男の子はとても多いです。それこそ男の子の止め字の代表格と言っても良いでしょう。

どうした狙いがそこにあるのか、この漢字に含まれている様々な意味を追いかけて行くと名前に向いた色々な解釈に出会えます。この出会いが私がこのサイトを運営している最大の原動力ですね~。

と言うことで、いつもの様に「太」を名前に使うと持つであろう意味を、漢字の全体像、由来や成り立ち、名付けの際のポイントという流れで取り上げていきたいと思います。一緒に見ていきましょう^^

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私はわんぱくな男の子ってイメージを持ってるな~
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「太」の全体像からチェックしよう!


画数 :4画
音訓:タイ タ ふと(い) ふと(る)
名乗り:おお たか と ひろ ふと ふとし ます み もと
意味
たっぷりとふくれているさま。ゆったり落ち着いたさま。年長者や、目上の人の親などの呼び名につける尊称の言葉。
ポイント
「大きい」や「落ち着いている」などの意味があり、簡単なことでは動じないイメージがが出る。男の子の名付けでは最も人気のある字の1つで、わんぱくで男らしい印象が好まれることが多い。
参考書籍:漢字源 改訂第六版(Gakken) 赤ちゃんの名前ハッピー漢字辞典(西東社)

完全に男の子の名前向けの漢字ですね。

読みとしては、止め字に使う場合は「」がほとんど。また、1字で名前とする場合は「ふとし」、頭文字に使う場合は「たい」や「ふと」などが使われることもあります。

「たっぷりとふくれているさま」は、そのまま真っすぐ太っているという意味にも繋がりますね。

そうした体系に関する意味を連想しやすいですが、この漢字のベースはむしろ「ゆったりと落ち着いたさま」にあります。

サイズ的に大きな事物はドンと重みを持って構えますよね。そうしたイメージがゆったりさだとか落ち着きに繋がってくる。そう考えてください。

ただ、これだと上のポイントにある、「わんぱくで男らしい」という点には繋がってきませんよね。それどころか、落ち着きとわんぱくさは正反対と言っても良いでしょう。

個人的な意見ですが、そうしたイメージに関しては体系の大きさも土台になっていると思っています。例えば、ドラえもんに出てくるジャイアンは正にわんぱくで男らしい存在ですが、これは身体のサイズへのパブリックイメージではないかなと。

アニメや漫画だけでなく、長らく「たっぷりとふくれた身体の大きい男の子=わんぱくな男の子」という図式は様々な場面で使われてきました。そのイメージが「太」の一般的な印象を作っているのではないでしょうか。

本来の意味とはまた別の解釈が出てくる。これが名前の面白いところですね。

自分としてはまずは漢字の意味を土台に名前は解釈したいと考えていますが…

  • いつでも落ち着きを持った人になってほしい⇒ベースとなる意味
  • わんぱくな男の子になってほしい⇒プラスアルファの解釈

ザックリとですが、こんな形で両立させてしまうのが、この漢字を名前に使う際の意味としては一番シンプルかつ広がりがあるとリサーチを通して感じました。

落ち着いているけどわんぱくさもある。良い意味での二面性が印象付けられますね~。

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由来や成り立ちを掘り下げるとどうなる?

太は『大+二』という組み合わせで作られた漢字です。この場合の二は「同じものを重ねることを指す符号」ですので、ちょっと記号を変えて『大×2』とした方が分かりやすいかもしれません。

大きいうえに更に大きい、つまるところ…

  • 物凄く大きいこと

こちらを指す漢字だと言えます。

元々は中国の秦の時代の子分に登場したのが初出とされており、漢字源に記載されていた初義は「ゆったりと落ち着いている」でした。

中国では「太后(天子の母)」「太老伯(貴殿の父上」「太夫人(貴殿の母上)」など、太が尊称として使われることが多いですが、これはゆったりと落ち着いたさまから派生したものだと考えられます。

そうした性格面、雰囲気を通しての『尊敬される人になってほしい』という解釈も、この漢字の意味を考える時には重要なものになってくると言って良いでしょう。

名付けの際のポイントは?

ほぼ左右対称であり、はらいによる広がりもある漢字です。

こうした文字は総じてどんな漢字と組み合わせても相性が良いとされ、自由に組み合わせを楽しみながら考えていっても問題ないかと思います。

ただし、熟語の多い漢字ですので、そうした熟語の意味を意図していない場合などには注意が必要だとは言えますね。

例えば、「太真(絶世の美女である楊貴妃の別名)」「太史(天文や暦のことを司る役目を持った官名)」など、一般的にはそう知られていない意味が隠されていたりします。

ただし、そう知られていないということは、その名前を聞いて連想する意味とはなりづらいですし、気に入った組み合わせであれば考えすぎずとも良いでしょう。

念の為に熟語が無いか、辞書を引いてみる。名前に対しての理解は大切ですので、これくらいの構え方でオッケーだと思いますよ。

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すごく大きいことが「太」というのはちょっと予想外だったな~。漢字って面白い!

ウチのキャラクターの名追美ちゃんの予想外というコメントについては、私も同意見です。

大の中の点がもう1つの大を意味する。ここは知らないと見えてこない考え方ですからね~。

そうして漢字に対して一歩知識が深くなると、名前に使う言葉へのイメージもグググッと深まります。名前の意味を考える・探す時は、是非とも漢和辞典を開いてみてください。

思いもよらない世界が広がるかもしれませんよ^^

「太」のつく名前もどんどん書くよ(追記式)




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