「律」の意味を追いかけた!名前に使うと奥深くなる由来とは

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昔から名前に使われる定番の漢字だけど、最近の名前ランキングで男の子の名前で一けた台の順位を獲得しているものをご存じでしょうか。

その漢字こそがタイトルにある「律」です。

30代後半の私世代ですと、1文字だと女の子に多いイメージで、2文字にすると両性ともに使われるという感覚を持っていたりしますが、今では1文字で男の子の名前で人気上位になるということに驚くと同時に、多様性を増す世の中に嬉しさを感じています。

個人的には以前から好きな漢字で、実に誠実な雰囲気を名前に持たせられる素敵さがあると考えているのですが、実はただ誠実なだけでない奥深さがこの漢字にはあります。

今回はそんな「律」をじっくりと掘り下げて特集していくことにしました。

「律」の持つ意味を、漢字の全体像、成り立ちや由来、名付けの際の注意点という流れで見ていくとしましょう。

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1文字での「律」だと俳優の大友律さんが有名だよね。あと、女優さんとかミュージシャンに律子さんは多いよね。田中律子さんとか。
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「律」という漢字の全体像


画数 :9画
音訓:リツ リチ
名乗り:おと ただし ただす たて のり
意味
人の行いを秩序立てた決まり。物事の基準となる決まり。音楽の基準となる音名の総称。漢詩の型の1つ。仏の定めた戒律。ある基準に照らして物事をただす。
ポイント
法律のイメージが強いが、旋律のように美しく響く音程を表したりもする。礼儀の正しさやバランスのある考え方ができるなどの印象を持たしやすく、まじめさ、しっかりさの解釈を持たせる場合が多い。
参考書籍:漢字源 改訂第六版(Gakken) 赤ちゃんの名前ハッピー漢字辞典(西東社)

1文字で名前にする時は「りつ」の読みが圧倒的に多いですね。ほぼほぼ一択と言っても間違いではないかと思います。時折「のり」とか「ただし」も見かけはしますけどね。

2文字以上で組み合わせていくときは「りつ」だけでなく、1文字にもある「のり」の他、「」もよく使われます。

辞書ベースだと複数の意味を持っていますが、共通するのが何かしらの「ルール」という点ですね。

法律、規律などといった熟語がありますが、「法の決まり」「規則の決まり」などと、やはり「決まり」がベースになっていると言って良いでしょう。旋律についても音階を並べて出来上がる音楽の形であり、その土台を外れてはいないと考えられます。

となると、やはり上のポイントにあるとおり…

  • 礼儀正しい人になってほしい
  • まじめな人になってほしい
  • 周りを正せる人になってほしい
  • バランスを取れる人になってほしい

この様に、ルールを様々な解釈に広げていく。これが名付けの際は中心的な考えになるでしょう。

誠実さや正義感が強く感じられる素敵な漢字ですね。

ちなみに私は学生時代にコントラバスの演奏をしていましたので、音楽も絡めて扱うこともできるという点で、私自身の子供の名付けにも大いに候補になる漢字だと思っていたりもします。

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由来や成り立ちはどうなっている?

「律」は『彳(ぎょうにんべん)+聿(いつ)』で成り立っている漢字です。

彳は「道」だったり「行い」を示す文字で、聿は「筆」の意味を持っています。これらを組み合わせることで…

  • 人が進むべき道を文書に記す状況を示す

こう使われるようになったとされています。

それが転じて「行動を秩序付ける為のルール」を表すための漢字となりました。同源を持つ漢字に「倫」や「類」などがあります。

先ほど「周りを正せる人になってほしい」という例を出しましたが、この例のように「ルールを守るだけの人」ではなく、「ルールをもたらす人」という立ち位置もこの語源からは考えられます

そう考えると、まじめさや誠実さだけじゃなく、指導力の大きさだったり頼りになる雰囲気だったりも表現できる漢字だとも言えますね。

ルールを守ることも大切ですが、そのルールを作り上げることもまた大切で、いろんな視点からの名付けができるのが面白い点ではないでしょうか。

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名付けの際に注意点はあるの?

「りつ」という響きも綺麗ですし、名付けには非常に使いやすい漢字です。

ただし、その「りつ」が圧倒的に多くの方に知られている読みですので、「のり」などの他の読みで使う時にはパッと見では分かってくれないという問題が付きまといます。

そうした漢字は今の時代では数多くありますので気にすることはないですが、初めて名前を目にする方々にはできる限りこちらから名前を発音して伝えることを意識すると良いでしょう。やはり読む側にとっては読み間違えたり読めないというのは多少の気まずさに繋がりますからね。

なお、最近では「りつ」や「のり」「り」だけでなく、「律香(りっか)」のように小さい「っ」を読みに加えるケースも増えてきています。

キラキラネームとまではいかない中で非常に新鮮な雰囲気が感じられる使い方だという印象がありますね~。


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個人的にはスマートさを強く感じたわ。私の高校の生徒会長も律さんだったな~

ルールを守れる人。ルールを作って人を導ける人。どちらも世の中を生き抜いていくためには欠かせない存在ですね。

解釈次第でそのどちらかに、または両方にアプローチのできる漢字が「律」です。

そんな大切な要素をしっかりと込めた素敵な名前を考えてみてください!

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